・電流の流れにくさを表しているよ
・抵抗値が大きいほど、電流の値が小さくなるよ
・単位はオーム[Ω]
電流は電子の流れです。
抵抗は電子の流れをジャマしています。

ふきネッコ
ジャマするってどんなイメージ?
たとえば、
Dさんは豪雪地域に住んでいる高校生。
朝起きて学校に行こうとしたら、めっちゃ雪が降っています。
ヤバい、早く出かけないと遅刻してしまう。
大慌てで準備して玄関の外に出たら、除雪された雪が道路のあちこちに積み上げられていました。
小さな雪山に足をとられて、なかなか前に進めません。しかも、除雪が追いつかなくて、1人分しか通れない幅のところも!
学校がはるか遠くにあるように感じます。
長い道のりに心が折れそう。

電子も導線の中を通ろうとすると、
Dさんのように、なかなかすんなりとは前へ進めません。
その後、Dさんは雪まみれになりながら、なんとか大きなバス通りまで辿り着きました。この道は、除雪車が夜のうちに雪を運んでいってくれたみたい。車もスイスイ動いています。しかも学校はすぐそこ。よかった…。

登校するのに体力を使い切ってヨレヨレになりながらも、教室に辿り着いたDさん。
クラスメイトに話を聞くと、
私はずっと地下道を通ってきたから、全然歩きにくくなかったよ、なんて涼しい顔をしています。
くぅ、なんて日だ。
導線の種類によって、抵抗率が異なります。
抵抗率の違いは、電子が通る道の違い。
地下道を通るのか、雪の積もった道を通るのか。
銅の抵抗率は、鉄の抵抗率の約6分の1です。
抵抗率が小さいと、抵抗値も小さくてスイスイ通れます。
まとめ
・抵抗値が大きいということは、めちゃくちゃ雪が積もっているせいで、Dさんが道を歩きにくいということと同じ。
「抵抗値=電流の流れにくさ」だよ。