・2つの光の波が重なって強めあったり弱めあったりする現象のこと
今から数百年前の日本。
架空の歴史上の人物達が何やら楽しそうにはしゃいでいます。

長信
今日は何して遊ぶ?

康家
シャボン玉などいかがです?

長信
えー、何それ?

康家
とある商人から貰ったんですよ。このシャボン液を細い筒に付けてフーッとやれば、夢のように色とりどりの玉が空中に浮かぶんです

長信
見たい、見たい


長信
なんと儚くも美しい。ところで、そのシャボン液自体は透明なのに、どうしてシャボン玉は虹色に色付いているのだ?

康家
シャボン玉の薄い膜に光が当たると、一部の光は膜の表面で反射しますが、膜の中に進んだ光の一部は膜の底面で反射します


長信
膜の表面で反射する光Bと、膜の底面で反射する光Aに分かれるのだな

康家
Aの光は、Bの光よりも膜の中を進んだ分だけ僅かに長い距離を進んでいます。そのために、Aの光とBの光が合わさって同時に目に入ってきたとき、山や谷の位置がずれていて強めあったり弱めあったりするんです


長信
なるほど、干渉で強めあった色の光だけが特に明るく見えるのか

康家
シャボン玉は場所によって膜の厚みが違いますし、見る角度によっても強めあう色は変化しますから、あのように虹色に見えるのですね

長信
めっちゃ勉強になったわ。シャボン玉の干渉は夢があって良いのう

康家
いつも他国から様々な干渉を受け続けているだけに、癒されますぅ
まとめ
光の干渉は、2つの光の波が重なって強めあったり弱めあったりする現象のこと。他にも、DVDの裏面や貝殻の中が虹色に見えたりするのも、干渉によるものだよ。